PileExplorer(パイルエクスプローラ)は、地震時における杭の応力変位を算定することを目的としたソフトです。
このページの最終更新日 2021年9月7日
・PE Ver.5.1.117 を公開し、開発履歴を更新しました。
お知らせ
2020年4月8日
PEユーザーの皆様へ PileExplorer5.1 を公開しました。PEの中からダウンロードできます。
主な更新内容:
・地盤変位の変位分布を自分で入力する場合において、深度構成が変位分布専用に独立して自由に設定できるようになりました。
2018年12月19日
PEユーザーの皆様へ PileExplorer5.0 を公開しました。PEの中からダウンロードできます。
主な更新内容:
1. BCJ評定FD0141-05 の設計指針に対応しました。
2. 計算書も対応しました。
PileExplorer の特徴
- 基本
- F.T.Pile構法(既製コンクリート杭)を採用した杭の応力変位(曲げモーメント,せん断力,水平変位,回転角分布)を算定できます。
- 杭頭の境界条件は,F.T.Pile構法(既製杭)の他に,剛接合とピン接合を選ぶことも可能です。
- 剛床仮定に基づき,水平剛性の異なる複数本の杭の応力変位を算定できます。すなわち,単杭だけではなく,杭頭水平力の分配を考慮した基礎全体での算定が可能です。
- 杭長の異なる杭にも対応します。また,杭先端の境界条件(フリー,ピン,固定)を選ぶことも可能です。
- 多層地盤に対応し,地盤の非線形性を考慮できます。
- 杭材は弾性部材として算定します。ただし,継ぎ杭(深さ方向に断面性能が異なる杭)の影響を考慮することができます。
- 応答変位法によって,地盤の強制変位の影響を考慮することが出来ます。
- 応答変位法に用いる地盤変位を自動的に求めることが出来ます。この場合,地盤の変位分布は,建告1461号に示される加速度応答スペクトル(稀,極希地震)を用いて応答スペクトル法によって算定します。地盤の変形特性については,土質試験結果もしくは既往の推定式を用いることが出来ます。また,地盤応答解析プログラムなどによって求めた地盤の変位分布を直接入力することも可能です。"
- 場所打ち杭や鋼管杭の応力変位も算定可能です。ただし,この場合の杭頭境界条件は剛接合とピン接合に限られます。
- 入出力
- 2000柱までの杭条件を入力できます。
- 4方向の加力方向(X方向のRとL、Y方向のRとL)の短期変動軸力が入力が可能であり、固定を含めた5通りを一括で算定できます。
- 杭断面諸元をあらかじめ登録でき、その中から指定した値を簡単に呼び出せます。
- 算定結果の曲げモーメント,せん断力,水平変位,回転角、および地盤変位の分布を数値とグラフで出力します。
- 計算結果を構造計算書形式で出力することが可能です。
- 呼び名
- PileExplorerは、PE(ピーイー)、PE5.0(ピーイーゴーテンゼロ)、または、PE5.1(ピーイーゴーテンイチ)と表現される場合があります。
- PE → PileExplorer 全バージョンの総称
- PE5.1 → PileExplorer Ver.5.1
動作環境
PE は Excel 上で動作するため、Excel がインストールされた Windows 環境が必要です。
対応バージョンは下記の通りです。なお、パソコンの必要スペックは各 Windows、Excel に準じます。
- Windows (32ビット版と64ビット版の両方に対応します。)
- 7 (※MS社によりサポートが終了しているためPEでも近日中に対象外となります)
- 8
- 8.1
- 10
- Excel (32ビット版と64ビット版の両方に対応します。)
- 2010 (※MS社によりサポートが終了しているためPEでも近日中に対象外となります)
- 2013
- 2016
- 2019
- for Office 365
公開情報
pe_doc_inst20120405.pdf - Windows7/Vista への特別なインストール方法(PE3.3ユーザーズガイドからの抜粋版) 2012年4月5日
PE3.4 以降は WindowsXP と同様にクリックだけでインストールを正常に完了できます。特別なインストールは不要となりました。2013年2月4日
pe_doc20100418.pdf - Excel2007での操作方法(Excel2010も同様です) 2011年5月18日
ダウンロード
PE2_CPRC_PHC_SC_section-data20090309.zip - CPRC杭, PHC杭, SC杭 の標準性能規格表(zip圧縮 xls形式) 2009年3月31日
PE2に取込み可能な杭断面諸元ファイルです。PE2で使用するには、ダウンロードファイルを解凍して
C:\Program Files\PileExplorer2\杭断面諸元\ へ保存してください。
~ 改訂情報 ~
平成20年7月24日に社団法人コンクリートパイル建設技術協会が発行した「PHC杭の断面諸元表の改訂について」の基礎構造設計マニュアル建築編に基づき、PHC杭の標準性能規格表の一部を改訂しました。
PE_Del_SN_ED.zip - PEシリアル番号と使用期限の削除ツール 2017年4月11日
このツールをダウンロード解凍して中の2つのファイルをどちらも実行するとPEのシリアル番号と使用期限が削除されます。
最新バージョン
最新バージョンはPileExplorerのヘルプメニューからダウンロードできます。
アップデートやバグフィックスが行われた際はダウンロードして再インストールする事をお勧めします。
PE1、PE2、PE3、PE4 から PE5.0 へバージョンアップすることもできます。
問い合わせ・製品サポート
問い合わせ・製品サポートは正規ユーザー様のみEメールにて受け付けております。
(PileExplorerのヘルプメニューを参照してください。)
それ以外の方からの受け付けは行っておりません。
技術提供・スペシャルサンクス
大成建設株式会社 技術センター 建築技術研究所・建築構工法研究室・基礎構造チーム 青島一樹
株式会社システムプランニング 妹尾健太郎
日本コンクリート工業株式会社 基礎事業部 技術サービスグループ 森薫
F.T.Pile構法既製杭協会 設計WG
大成建設株式会社 設計本部構造グループ 小林治男
(敬称略)
コピーライト等
PileExplorerは大成建設株式会社が著作権を保有しております。
PileExplorerは大成建設株式会社およびF.T.Pile構法既製杭協会正会員以外の方への提供は行っておりません。
PileExplorerは大成建設株式会社の委託を受けて株式会社システムプランニングが製造した製品です。
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